バスガイド教室【バスガイドの始め方講座です】
今回はバスガイドのお仕事準備「線地図」の書き方をお伝えします。
観光バスガイドになるために、勉強や準備の仕方を知りたい方へ
バスガイドになったけどどうしたらいいかわからない・・と悩んでいる方いませんか?【未経験から派遣ガイドさんになった方必見】
最初に手探りで作ったけど後から使いにくいノートサイズが大きいなどの理由から作り直しをする方も少なくありません。私も最初に作ったノートはそうでした。でも使いやすいノートに改良してからは作り直しもなくなり、一度作った案内ノートを重宝しています。
この講座では最初から最適な形で始められたら、無駄も減るのではないかと思いバスガイドさん向けに作りました。
本記事では下記の内容を解説します。
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■もくじ
1、バスガイド専用・線地図書き方
2、ノート作成とセットでやるべき2つのこと
この記事を書いている私は、バスガイド歴25年で指導歴10年
現役バスガイド兼教官をしてますので記事の信頼性担保につながれば幸いです。
道中案内の線地図作り【ガイド線地図は重要】
1、線地図とは【線地図の意味がわかる】
線地図とは通る道を一本の線に書くこと、それだけです。
理由:通る道だけに特化した地図は無駄が少ない、わかりやすい。
イメージとしてはカーナビと同じです。
カーナビは進む方向を忠実にまっすぐ画面に表示される。
要するに線地図は進む方向のみ書きだす地図のこと。
2、線地図の書き方【線地図用の記号使う】
線地図の書き方手順を解説します。
①ノート真ん中に縦に一本線を書きます。
「線」の上がバスが進行する道です。
↓
②進行する道の左右にある建物等をかく。建物、色、特徴など簡単にかく。
↓
③交差点を渡るとき
交差点の書き方は
交差点は見た通りに線を交差する。
信号地名も目印になるので記載する。
注)信号機マークは画像で表示してありますのでご覧になってみてください。
④通り曲がる。
右左折の曲がるとき書き方。
曲がる方向に矢印をつける。
☆印を書き込む。
☆印は通りの終わりと始まりを示す
目印を意味する。
☆印をつけて通りの終わりを示す。
新たに進む通りに☆印を書く。
☆印をつけたところから
線の上が自分が進行方向になる。
線路や川の場合も同じように、
進行方向で線路横断があれば線を横に交差させて線路を渡るように記す。
くぐる場合は線の上を渡るように記す。
実際に東京駅から内堀通りを走り、警視庁までの地図を書いています。
上記の解説と画像を照らし合わせながら実際に書いてみましょう。
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用意する物
・ノート(練習用ノートはなんでもよいです)
・鉛筆
・定規
完成の地図
東京駅から警視庁付近までの線地図
画像は①→②→③の順に用紙の下→上に進んでいきます。ではご覧ください。
①東京駅からスタート
②交差点の書き方をチェック
③右左折の際☆記号をチェック!
地図の書き方の動画を用意しています。文章で説明よりわかりやすいので動画をご覧ください。youtubeデビュー動画で暗かったり声はボソボソしてます。
ノート作成とセットでやるべきこと【最適な道具で始める】
使うノートはこれがいい【二種類あります】
具体例:ノートの実例(私が使っているノートを公開)
- Marumanのルーズリーフ
- A5サイズ20穴バインダー
- crownノート
ルーズリーフを使う理由:
更新できるノート仕上げられるから。覚えるコースが増える時に付け足しできる。
悪いところ:
バインダー自体が重い。たくさん挟めるからコース混合してごちゃごちゃにしてしまう可能性あり。
Crownを使う理由:
薄くて使いやすい、カバンに入れておきて邪魔にならない。
悪いところ:
気軽な大きさで持ち歩きやすいが、表紙も紙なのでボロボロになりやすい。差込みはできない。
【結論】
二種類を用途別に使い分けお勧めです。
ルーズリーフ・・頻繁にいくところや変化の多いエリア、内容を更新の多い地域に使う。
クラウン・・主に高速道路用、 観光ルートが決まっている一般道、大幅な更新が少ない地域に使う。
関東広域地図を購入すること【最初は必要】
- 主張:読みかきするには本の地図は必須
- 理由:広範囲で道や土地の位置関係を理解できるから。
広範囲の地図をみることで、位置や大きさがわかりやすい。
ガイドは県別マップより関東広域のような何県か合わせて載せてある地図が使いやすいです。
必要に応じ細かい部分を調べる時はグーグルマップでチェックができる。
まとめ:観光バスガイドになるには、地図を読めてかけることが必須です。
書く理由と目的を明確に理解することが大切。
理解できた上で取り組むと案外スムーズに地図付のオリジナル案内ノートを作れます。
一度覚えてしまえばとても簡単に進めていけるのでぜひ実践してみてください♪